校正には音読が効果的!
文章を読み上げてもらうと、
まるで「他人が書いた文章」のように、自分の脳に流しこむことができます。
すると、誤字脱字、不自然なリズムなどに、明らかに気がつきやすくなります。
これはおそらく、文章を「書く回路」と、「聞く回路」が異なっているからではないかと思います。
同じ文章に対して、まだ使っていない神経回路で文章を読み返すことが、校正の効果を高めてくれるのではないでしょうか。
読み上げてくれる人が常にいるとは限らない
ただ問題なのは、自分の文章を読み上げてくれる人が、常に近くにいるとは限らないことです。
読み上げ校正は効果的なのですが、実践しにくいことが、これまでの難点でした。
しかし昨今では、
技術の進歩により、機械による文章の読み上げが可能になっています。
しかも、かなりなめらかに読み上げてくれます。
また、機械に読み上げてもらえるなら、同僚がいる仕事場でもイヤホンを使って静かに校正することができます。
読み上げ機能を使うと、校正の精度が一気に上がるので、
使わない手はないでしょう。
以下に、オススメのツールを掲載します。
読み上げツール一覧
Microsoft Word
最新のMicrosoft Wordならば、読み上げ機能がついています。
上部メニューで「校閲」を選ぶと、その中に「読み上げる」というボタンがあるので、押してみましょう。
選択中の文字を、すべて読み上げてくれます。
Macユーザーの場合
「システム環境設定」→「アクセシビリティ」→「スピーチ」と進むと、
読み上げ機能の設定画面になります。
好みのショートカットを設定して、読み上げ機能を利用しましょう!
設定参考サイト
オンラインの読み上げサイト
インターネットに繋がる環境があれば、
以下のサイトで、読み上げ機能を利用できます。
imtranslator.net
読み上げて欲しい文章をコピーし、サイトに貼り付けたら、
「Speak Japanese」のボタンを押してみましょう!
校正で重要なのは、
いかにして、他人の文章を読むように、自分の文章に接するかということです。
読み上げツールはその手助けをしてくれますから、
ぜひ活用してみましょう!